日本刀 ¤ 刀 ¤ 吉原義人 ¤ 無鑑査・東京都無形文化財保持者 ¤
義人 平成三年九月吉日
Katana / Yoshindo Heisei 3nen 9gatsu kichijitsu
- 長さ / cutting edge
- 73.9cm
- 反り / sori
- 2.4cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 3.35cm
- 先幅
- 2.4cm
- 元重
- 0.8cm
- 時代
- 平成三年(1991年)
- period
- heisei 3 nen(1991)
- 国
- 東京都葛飾区
- country
- tokyo-to katsushika-ku
- 刃文
- 重花丁子
- hamon
- juka choji
- 地鉄
- 板目
- jigane
- itame
- 帽子
- 乱れ込んで返る
- boshi
- midarekonde kaeru
- はばき
- 金着二重
- habaki
- gold foil double
- 外装
- 白鞘
- mounting
- shirasaya
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
現在の刀匠界を牽引する一人、吉原義人。昭和18年東京都葛飾区に生まれ、弟の荘二国家と共に祖父国家から手ほどきを受けて昭和43年には初の新作刀展で努力賞を受賞。その後は連続出品し、高松宮賞や文化庁長官賞、名誉会長賞など栄誉ある賞を連続受賞。昭和57年39歳、史上最年少で刀鍛冶の最高位である無鑑査認定を受けている。国内にとどまらず海外からも賞賛を浴びる義人は幾度もアメリカやヨーロッパで講演や展示を行い、日本刀の崇高美を啓蒙し続けている。
本作は持ち味の備前伝を遺憾なく発揮した優刀。深い反り格好の体配に棒樋を掻いて引き締め、重花丁子刃文は刃中明るく激しい動きを見せる。地鉄は詰んだ板目で疵気もなく、帽子は乱れ込み尖って返る。その優れた技術はもちろん、刀剣界の発展に尽力する義人氏が次期人間国宝にもっとも近いと言われている。伊勢神宮御神刀製作。文化庁重要文化財専門審議委員。東京都指定無形文化財保持者。