日本刀 ¤ 脇差 ¤ 肥前国忠吉(初代) ¤ 最上作・最上大業物 ¤
肥前国忠吉
Wakizashi / Hizenkoku Tadayoshi (1st)
- 長さ / cutting edge
- 41.0cm
- 反り / sori
- 0.7cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 3.0cm
- 先幅
- 2.75cm
- 元重
- 0.7cm
- 時代
- 江戸初期 慶長頃(1600年)
- period
- early edo(1600)
- 国
- 肥前(佐賀県)
- country
- hizen
- 刃文
- 直刃
- hamon
- sugu
- 地鉄
- 板目
- jigane
- itame
- 帽子
- 小丸
- boshi
- komaru
- はばき
- 赤銅一重
- habaki
- shakudo single
- 外装
- 古白鞘
- mounting
- shirasaya
- 鑑定
- (財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] tokubetsu hozon
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
珍しい片切刃に彫物を添えた初代、五字忠吉。初代忠吉は十三歳から刀鍛冶の道へ進み、佐賀城主鍋島勝茂の加護のもと、慶長三年に修行を終え佐賀藩工として名声を得る。肥前の直刃や肥前帽子などの呼称はこの忠吉から始り、幕末の後代忠吉までその特徴は受け継がれた。本作、表は鎬造りで腰樋が掻かれ、裏は片切刃に素剣と爪の彫物を掻く。しっかりとした身幅に重ねも尋常で、大きな切先は鋭く尖りって迫力十分。小沸出来の直刃に練れた板目肌は健全で、400年近い年月を感じさせない。茎は生ぶで錆色も良く、本刀は名作多い慶長15~16年の作。豪壮な大切先に片刃造り、宗長を思わせる彫物など、相州貞宗を写した渾身の一振。赤銅変わりハバキに古白鞘入り。最上作・最上大業物。特別保存刀剣鑑定書附。