日本刀 ¤ 脇差 ¤ 菊紋)伊勢守藤原清方 (きよまさ) 薩州住
表/菊紋)伊勢守藤原清方 裏/薩州住
Wakizashi
Omote/ Kikumon) Ise no kami fujiwara Kiyomasa
Ura/ Sasshu ju
- 長さ / cutting edge
- 48.1cm
- 反り / sori
- 0.8cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 3.15cm
- 先幅
- 2.3cm
- 元重
- 0.65cm
- 時代
- 江戸中期 明和頃(1764年)
- period
- mid edo (1764)
- 国
- 薩摩(鹿児島県)
- country
- satsuma
- 刃文
- 互の目乱れ
- hamon
- gunome midare
- 地鉄
- 小板目
- jigane
- koitame
- 帽子
- 掃掛けて返る
- boshi
- hakikakete kaeru
- はばき
- 金着一重
- habaki
- gold single
- 外装
- 白鞘
- mounting
- shirasaya
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] tokubetsu hozon
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
薩摩の清方(きよまさ)は江戸中期頃に活躍した薩摩丸田系の鍛冶。延享頃に江戸へ、のちに京へ赴き伊賀守金道門人となり伊勢守を受領。その後郷里へ戻って鍛刀している。丸田系の祖と云われる正房は薩摩相州伝と呼ばれる斬新な鍛法で、ときに保守的な薩摩刀の新時代を築き後世へ伝えた。
本作、棟に刻まれた誉れ疵が歴史を語る薩摩清方。地沸が密についた小板目肌は薩摩刀独特の力強い鍛えで、疵気もなく見応えがある。互の目に小互の目が交じる刃文は沸厚く、荒沸もたっぷりと交じって相伝の雰囲気。帽子は焼き深く掃掛けながら返っている。茎は生ぶで錆色も良く、伊勢守受領の際に賜った菊紋が誇らしい。白鞘に少し遊びがある。特別保存刀剣鑑定書附。