Japanese Antique SAMURAI Sword and Fittings
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縦/height 7.8cm 横/width 7.3m 厚み/thickness 0.4cm 重量/weight 130g 正価/price 売却済-sold-
銘/signature 江州彦根住藻柄子入道宗典製
赤銅七々子地に高彫り色絵で廬山瀑布の風景と人物が描かれる。様々な色金が使われ、耳と櫃穴周りには金色絵七々子が使われる。李白観瀑ともいわれる図柄である。瑞雲たなびく山中にて滝を望む二人の人物。流れの中に見えるのは鼇である。それを見つめる盧敖と瓢箪を肩にかけているのは費長房だと思われる。裏には香炉を焚く李白と思われる人物が描かれている。李白が廬山にて読んだ詩の一つ『望廬山瀑布』
一行目は厳密に言うと「日が香炉峰を照らすと霧や雲が発生する」 ということを歌っているが、本作では実際の香炉を焚いている李白の姿。 洒落た図柄だと思う。また『廬山謡 寄盧待御虚舟』の最後で李白は
仙人に憧れ続けた李白はついには詩仙と呼ばれるほどの人となる。 盧敖は淮南子・道應訓を引くに、 盧敖が山上にて出会った人物(黄安仙人)に、自分は冥府以外の天地四方の果てを見てきたこと自慢する。すると黄安は笑いながら「私の遊ぶ、名もないところは天もなく地もなく聞いても聞こえず見えても見えず、そんなところです。あなたの遊びはここから始まるのに窮め見たなどとはおかしなことを言う。私は汗漫と九天の上で遊ぶ約束をしているのでさようなら」とばかりに鼇に乗って雲の彼方に飛び去ってしまった。という逸話がある。先の詩で李白は、 「廬山にたなびく五色の雲の、遙か彼方に仙人の姿。蓮の花を手に会いに行こう 黄安と汗漫がいる天地の果て、太清境へ盧敖と共に」 盧敖と共に神仙境へ行こうと謡う。もう一人の費長房は神仙伝に見られる「壺中天』壺の中に神仙の世界があるという逸話に出てくる人物である。 李白は「下途歸石門舊居」にて
私は、かつて道教を学びその深奥を窮め、夢の中、往々にして仙山に遊ぶ。いつか現世に別れを告げて、壺の中にあるという仙境へと行きたい。と謡う。
本作、廬山を望み香炉を焚きながら李白は、立ち上る煙の中に盧敖と費長房を携えて向かう神仙境を夢見ているのか。神仙境へと連れて行ってくれる鼇が滝壺から現れるのを待っているのか。