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刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】  真鍮地兎波を走るの図(竹生島) - Usagi nami wo hashiru Chikubujima -

【真鍮地兎波を走るの図(竹生島) 】日本刀専門店【十拳-TOKKA-】刀装小道具・刀装金工・鐔・縁頭・目貫・小柄

縦/height 6.15cm 横/width 5.5cm 厚み/thickness 0.4cm 重量/weight 82g  正価/price 売却済-Sold-

真鍮地に片切り彫りで波を描き、赤銅地の兎が据文象嵌された一枚。 上部の雲の部分と耳の部分は少し磨かれ、真鍮の黄金色を強めに出している。 波、兎、と続くのは月であるが、本作は、雲の部分をより明るくすることで、雲の向こうに輝く月の姿を連想させる。または、この真鍮地の鐔全体が水面に映った満月で、月の中の兎が湖面を走って見える図柄とも考えられる。 波兎図とも、竹生島図とも呼ばれる意匠である。
平安中期、延喜5年に醍醐天皇の命で編纂された「延喜式」という古代法典。 巻二十一・治部省・祥瑞の中瑞の項目に、「白兎 月之精也。其寿千歳。」との記述を見ることが出来る。 広辞苑に掲載されている、「兎波を走る(さざなみの立つ水面に月が映っているさまのたとえ)」という慣用句から今回は題を得たが、この比喩は「竹生島(延喜帝(醍醐天皇)の臣下が竹生島詣で出会った天女と龍神との邂逅譚)の一節からきている。
「緑樹 陰しずんで、魚木にのぼるけしきあり。月 海上にうかんでは、兎も浪をはしるか 面白の嶋のけしきや」(観世流謡曲 元和卯月本より)
緑樹の影が水面に映り、水の中に沈んで見える。水の中を泳ぐ魚はその木に登っているようだ。月は水面に浮かび、月の中の兎も波の上を走っているようだ。なんと面白い景色であろうか。

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