刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】 鉄地紅白牡丹図鐔- Tetsu ji Kohaku Botan zu Tsuba -



- 縦/height8.1cm
- 横/width7.5cm
- 厚み/thickness0.4cm
- 重量/weight115g
- 正価/price売却済-sold-
鉄地に鋤下彫りで表は銀象嵌で白い牡丹を、裏には紅の牡丹を描いた鐔である。蕾は全て金色絵で、葉には銅で表情を付ける。紅牡丹は金色絵の名残だけがかすかに残る。なんとも淡い情緒あふれる一枚。
仁和二年より寛平二年まで讃岐国司であった菅原道真公は、讃岐の国分寺であった法花寺を訪れ「法花寺白牡丹」という漢詩を詠んだ。
仁和二年より寛平二年まで讃岐国司であった菅原道真公は、讃岐の国分寺であった法花寺を訪れ「法花寺白牡丹」という漢詩を詠んだ。
- 色即為貞白 色すなわち貞白たり
- 名猶喚牡丹 名はなほし牡丹とよぶ
- 嫌随凡草種 凡草にならひて植えられんことを嫌う
- 好向法華看 法華になんなむとして看るにことむなし
- 在地軽雲縮 地にありては、軽き雲しじまる
- 非時小雪寒 時ならずして、少しき雪こいたり
- 繞叢作何念 くさむらをめぐりて何の思いをかなす
- 清淨寫心肝 清浄なるに、心肝をそそがん
漢詩部分 平松文庫 菅家文草 巻四写本より 奥序「仁和二年正月十六日任讃岐守」
- 色、それはまさしく白であり、名はそれでもなお牡丹(丹)とよぶ
- 凡草と並べるをよしとせず、法華-仏に捧げる花-と眺めるが好ましい
- その華は地上に薄雲が縮まっているように見える。
- そしてまた季節外れの雪をかぶったように寒々と白くぼやける
- 白牡丹の庭を廻りながら何を思う ただ清き心のままにありたいと願う