日本刀 ¤ 短刀 ¤ 表/阿波国住人 裏/佐重作(すけしげ)
表/阿波国住人 裏/佐重作
Tanto / Awa koku junin Sukeshige saku
- 長さ / cutting edge
- 20.6cm
- 反り / sori
- --cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 2.35cm
- 先幅
- 1.9cm
- 元重
- 0.85cm
- 時代
- 江戸後期 安政頃(1854年)
- period
- late edo (1854)
- 国
- 阿波(徳島県)
- country
- Awa
- 刃文
- 湾れ
- hamon
- notate
- 地鉄
- 板目
- jigane
- itame
- 帽子
- 小丸
- boshi
- komaru
- はばき
- 金着一重
- habaki
- gold foil single
- 外装
- 黒呂色合口拵
- mounting
- koshirae
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] hozon
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
厚い重ねで短寸ながらも迫力ある姿を見せる平造り短刀。阿波には尾崎助隆に学んだ佐之が居り、この刀工が祖となる安喜一門の一人が佐重(すけしげ)。一派の中では比較的作刀数もあり、総じて出来が良い。
本作は研ぎ減りもなく健全な短刀で、地鉄も詰んで疵気のない優刀。よく見る阿波刀は匂口が締まり単調な刃文が多いが、この佐重は沸がたっぷりとついた湾れ刃文で迫力がある。茎は生ぶで表裏に銘を切り、勝手下がりの鑢目もしっかり残っている。無駄な装飾を省いた黒呂合口拵も面白い。保存刀剣鑑定書附。