日本刀 ¤ 大身槍 ¤ 助宗 ¤ 業物
助宗
Ohmi Yari Sukemune
- 長さlength
- 59.0cm
- 反りsori
- --cm
- 目釘穴mekugi
- 1個
- 元幅
- 2.55cm
- 先幅
- 2.2cm
- 元重
- 1.25cm
- 時代
- 室町後期 天文頃(1532年)
- period
- late muromachi (1532)
- 国
- 駿河(静岡県)
- country
- suruga
- 刃文
- 丁子乱れ
- hamon
- choji midare
- 地鉄
- 板目
- jigane
- itame
- 帽子
- 小丸
- boshi
- koamru
- 外装
- 桐唐草紋金工拵 ※白鞘はありません
- mounting
- koshirae
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] hozon token
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
相州伝で名を馳せた義助を祖とする島田鍛冶は、西の徳川家、東の北条家、北には武田家とその地の利を生かし戦国期には大いに繁栄。相州物を思わせる華やかな皆焼や、沸出来の大乱れ刃など腕も確かで、日本号や蜻蛉斬と並ぶ天下三槍の一つ、御手杵の槍(おてぎねのやり)も島田義助の作。助宗は義助、広助と共に島田三名工と称えらる。
本作、見た目の迫力で絶大な威圧感を与えた大身槍。二尺近い長さの三角槍で、裏には太い棒樋を掻いて黒漆を塗り込んでいる。多くの槍は直刃仕立てとするが、本槍は細やかな丁子刃文を上手に焼いて大変出来が良い。地鉄は詰んだ板目肌で鍛え良く、古刀の槍としてはとても健全。茎は生ぶのままに残り、その長さは約70cmもある。槍は刀と比べてやや格下と見る方も多いが、その概念を覆す名槍。
拵は五三桐に唐草の金蒔絵を施し豪華。手槍と呼ばれる短寸のもので、大振りな刀身が一層引き立つ。手止めから上の太刀打ち部分にも蒔絵を入れて鞘と一体感を出し、驚くことに胴金や水返しは銀製で蒔絵と同じ桐唐草を片切彫り。口金や石突きなども当時のままに残り、拵だけでも大変稀少。拵全長は約197cm。
鶴の刺繍を施した古い穂鞘袋と、皺革に金箔押しの槍印が付随するなど、大切に継いできたことが分かる。
保存刀剣鑑定書附。
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刀身|画像クリックで拡大 Click on image
大身槍 助宗|刀身 拡大画像




















