日本刀 ¤ 刀 ¤ 総州佐倉臣細川忠義 - Japanese Sword TADAYOSHI -
表銘/総州佐倉臣細川忠義 同義則造之 裏銘/慶応四年二月日
Katana / Soshu sakura omi Hosokawa Tadayoshi do Yoshinori
- 長さ
- 66.8cm
- 反り
- 0.8cm
- 目釘穴
- 2個
- 元幅
- 3.2cm
- 先幅
- 2.4cm
- 元重
- 0.7cm
- 時代
- 新々刀 江戸後期 慶応四年(1868年)
- 国
- 下総(千葉県)
- 刃文
- 湾れに小足
- 地鉄
- 板目に柾目交じる
- 帽子
- 小丸
- 茎
- 区送り
- はばき
- 金着一重
- 外装
- 白鞘
- 鑑定
- (財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
藤代鑑定書 「城下町佐倉の名刀展」出品作 - 正価
- 売却済
忠義は二代細川正義の次男。義則は子で親子合作を果たす。作州津山藩工(現岡山県津山市)を務め、嘉永三年(1850年)から下総佐倉藩工(現千葉県佐倉市)となる。また子の義則も父の後を継ぎ佐倉藩工となっている。細川正義は直胤と共に水心子正秀門下の双璧と呼ばれた名匠で、この時代を代表する一人。正義は初二代共に津山藩主松平侯に仕えている。本作は湾れ刃文に小足が無数に働いて、落ち着きのある一振。地鉄は板目に柾肌が流れ、正義伝と呼べるもの。切先は大きめで小丸に返り、稲妻走って健全な佇まい。1寸程区送りしているが茎尻は生ぶで、典型的な合作銘のタガネはしっかりとしている。平成16年6月に佐倉市立美術館に於いて「城下町佐倉の名刀展」が開催された。本作はその出品刀で、郷土ゆかりの名刀として展示、図版された。保存刀剣鑑定書と故人間国宝、藤代松雄鑑定書の二部附。もちろん記載の書籍も付属。
図版の写真は仕上げ研ぎ前(化粧研ぎ前)に撮影しています。そのため、上記の写真とは印象が異なっています。