日本刀 ¤ 脇差 ¤ 表/於江戸赤坂雲州住長信 裏/嘉永四年八月日 ¤ 上作
表/於江戸赤坂雲州住長信 裏/嘉永四年八月日
Wakizashi /
Omote / oite edo akasaka Unshu ju Naganobu
Ura / Kaei 4 nen 8 gatsujitsu
- 長さlength
- 45.0cm
- 反りsori
- 0.6cm
- 目釘穴mekugi
- 1個
- 元幅
- 3.1cm
- 先幅
- 2.7cm
- 元重
- 0.65cm
- 時代
- 江戸後期 嘉永4年(1851年)
- period
- late edo (1851)
- 国
- 出雲(島根県)- 武蔵(東京都)
- country
- izumo - musashi
- 刃文
- 互の目丁子
- hamon
- gunome choji
- 地鉄
- 小板目
- jigane
- ko-itame
- 帽子
- 尖って返る
- boshi
- togari kaeru
- はばき
- 銅一重
- habaki
- copper single
- 外装
- 白鞘
- mounting
- shirasaya
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] hozon token
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
高橋長信は出雲松江の出身で、若くして冬広十七代目を承継。松江藩の命により江戸に出て、時の名工長運斉綱俊の門人となる。独立後は松江藩工として江戸にて作刀を続け、元治元年(1864)に松江へ帰郷している。作柄は師の綱俊に似て丁子刃を得意とし、自ら鉄板などを試し斬りして剛健な作刀に努めていたという。試し切りの名手、山田浅右衛門に刃味上々と言われ、多くの裁断銘入りが現存する。
本作は身幅のある平造りで、研ぎ減りなく健全な姿。沸の厚い互の目丁子刃文は荒沸交えて出来が良く、帽子は尖り気味に大きく返っている。地鉄は詰んだ小板目肌で、疵気もなく清涼。銘にある江戸赤坂に於いてとは松江藩松平家の上屋敷が江戸赤坂にあるためで、ここでの鍛刀を示している。長信の中でも出色の出来映えを見せ、師の綱俊を凌駕している。上作刀工。保存刀剣鑑定書附