日本刀 ¤ 脇差 ¤ 会津住長道 ¤ 八代目権八
表/会津住長道 裏/文久二壬戌春
wakizashi /
Omote / Aizu ju Nagamichi (Miyoshi Nagamichi 8th)
Ura / Bunkyu 2 mizunoeinu haru
- 長さlength
- 39.5cm
- 反りsori
- 1.0cm
- 目釘穴mekugi
- 1個
- 元幅
- 2.9cm
- 先幅
- 2.4cm
- 元重
- 0.75cm
- 時代
- 江戸後期 文久二年(1862年)
- period
- late edo (1862)
- 国
- 岩代(福島県)
- country
- iwashiro
- 刃文
- 互の目丁子
- hamon
- gunome choji
- 地鉄
- 板目
- jigane
- itame
- 帽子
- 乱れ込み
- boshi
- midarekomi
- はばき
- 素銅一重
- habaki
- copper single
- 外装
- 州浜紋青貝散らし鞘金工拵・白鞘
- mounting
- koshirae&shirasaya
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] tokubetsu hozon token
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
兼定系と共に会津鍛冶を代表する三善長道一派は、初祖の長国が芸州から移住し繁栄。奥州では仙台国包に次ぐ名工と言われ幕末まで続いた名門。
本作、会津虎徹と称された三善長道の中でも名人と誉れ高い八代目・三善権八で、会津鍛冶棟梁に任ぜられたことからも技量の高さがわかる。平造りで反り深く、身幅尋常で先幅が広い。華やかな互の目丁子刃文は沸づいて、砂流しや葉など働きが多く楽しめる。練れた板目肌は地沸が強く入り、帽子は乱れ込んで大きく返っている。残念ながら地と刃中に炭籠もりが見られるが、八代目長道の短寸は珍しく貴重。
拵は州浜紋をあしらった一作拵。素銅地の金具は深く彫り込まれた山道を切り、溝には金色絵。
一見すると後付けに思われる鉄地鍔も、銀覆輪を見ればそれが当時からの揃い物とわかり、切羽と頭・栗型のシトドメは同柄の竹の節が施されている。
鞘は黒石目に少量の青貝を散らし、州浜紋は黒研ぎ出しで影蒔絵風。卯の花色の柄巻は汚れもあるが当時のまま。保存状態も良く、拵だけでも相当の価値がある。
特別保存刀剣鑑定書附。