日本刀 ¤ 刀 ¤ 表/奥州会津住三善長道 裏/天保十三壬寅年二月日
表/奥州会津住三善長道 裏/天保十三壬寅年二月日
Katana /
Omote / Oshu aizu ju miyoshi Nagamichi
Ura / Tenpo 13 mizunoe-tora nen 2gatsu jitsu
- 長さ / cutting edge
- 71.1cm
- 反り / sori
- 1.4cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 3.1cm
- 先幅
- 2.05cm
- 元重
- 0.8cm
- 時代
- 江戸後期 天保十三年(1842年)
- period
- late edo (1842)
- 国
- 岩代(福島県)
- country
- iwashiro
- 刃文
- 互の目乱れ
- hamon
- gunome midare
- 地鉄
- 板目
- jigane
- itame
- 帽子
- 乱れ込み
- boshi
- midarekomi
- はばき
- 銀着一重
- habaki
- silver foil single
- 外装
- 黒呂鞘打刀拵・白鞘
- mounting
- koshirae and shirasaya
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] hozon
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
会津虎徹と称された奥州の名工、三善長道。試し斬りの山野勘十郎英久より刃味の奥義を授かって最上大業物の栄誉を得、美濃より移住してきた会津兼定一門と共に大いに繁栄してる。
本作は八代目三善長道で、世人この長道を名人と呼ぶと伝えている。2尺3寸を超えて長さも十分あり、反り適度につき重ねが厚い。互の目乱れ刃文は焼き幅高く、刃中は激しく沸づいて金筋や葉など見所く、芋蔓刃を思わせる太い沸筋が無尽に働いている。詰んだ板目肌は地景や地沸がつき、帽子は乱れ込んで僅かに返っている。茎は生ぶで天保十三年の裏年紀が貴重で、普段あまり見かけない八代目を確かなものにしている。付属の拵は時代感のある打刀拵で、黒呂鞘に深緑色の柄巻。鐔は信家在銘の鉄地鉈図、龍図目貫に高波図の縁頭。鞘は傷みもあるが柄前はしっかりとしている。保存刀剣鑑定書附。