日本刀 ¤ 刀 ¤ 宗重
宗重
Katana / Mumeshige
- 長さ / cutting edge
- 66.9cm
- 反り / sori
- 1.6cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 3.1cm
- 先幅
- 2.3cm
- 元重
- 0.65cm
- 時代
- 古刀 室町後期 永正頃(1504年)
- period
- late muromachi (1504)
- 国
- 安芸(広島県)
- country
- aki
- 刃文
- 直刃
- hamon
- suguha
- 地鉄
- 板目
- jigane
- itame
- 帽子
- 掃掛け
- boshi
- hakikake
- はばき
- 銀無垢一重
- habaki
- silver single
- 外装
- 黒三分刻み鞘打刀拵・白鞘
- mounting
- koshairae and shirasaya
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] hozon token
- 正価
- 売却済
- price
- sold
宗重は稀少な安芸国の大山鍛冶で、現在の東広島市大山峠で鍛刀。両隣りの備後鍛冶と周防鍛冶は古くから作刀が盛んだが古刀期の安芸国に於いて刀匠は極僅かで、入西と左文字系の九州鍛冶が来住したと云われている。その中で最も名の知れた宗重は広島県の重要文化財にも指定されている。
本作、身幅尋常で反り格好良く、棟重ねを抑えて手持ちが良い。古刀らしい練れた地鉄は板目肌が顕著で、地景が密について動きがある。また鎬地にもしっかりと板目が表れるなど一時代古く見える。直刃はわずかに小乱れが交じって鼠足多く見られ、帽子も健全で焼き深く掃掛けている。茎は生ぶで錆色古く刃上がりの茎尻。刀身の寸に比べて短めで、目釘穴も小振りなど特徴的。資料的にも貴重な一振で、後世大事にしたい。
付属の拵は傷みなく、鞘は黒塗りの三分刻み。黒糸の柄前も時代物ながらしっかりしている。鍔は鉄地梅木図、縁頭は銀象嵌で桜図、目貫は菊花図で花尽くしとしている。保存刀剣鑑定書附。