日本刀 ¤ 刀 ¤ 宗重 - Japanese Sword MUNESHIGE -
銘/宗重
Katana / Muneshige
- 長さ
- 63.7cm
- 反り
- 1.5cm
- 目釘穴
- 2個
- 元幅
- 2.8cm
- 先幅
- 1.9cm
- 元重
- 0.6cm
- 時代
- 室町末 天文頃(1532年)
- 国
- 若狭(福井県)
- 刃文
- 浅い互の目丁子
- 地鉄
- 板目に杢目交じる
- 帽子
- 掃掛け
- 茎
- 小磨上
- はばき
- 金着二重
- 外装
- 上白鞘
- 鑑定
- (財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- 正価
- 売却済
中島来の子、宗長が室町初期ごろ若狭の小浜に移住し、以後小浜一派として代々続く。本作、宗重もその流れに従い、来系を匂わせる出来口はあくまでも山城風。板目に杢目肌良く交じり、軟らかく練れた肌物風の地鉄。匂い本意の浅い互の目丁子刃文も上品に焼かれて、古刀然とした趣はなかなか楽しめそう。帽子は掃掛けで焼き幅深く、比較的鋭い形の中切先。小磨上の為2尺1寸の片手打ちとしているが、体配の崩れもなく手持ち良い古刀となっている。若狭では相州から移住した冬廣系は多く観られるが、同国ながら作柄の異なる来系はなかなか少ないのでは。研ぎ上がり、金着二重はばき、上白鞘。保存刀剣。