日本刀 ¤ 大短刀 ¤ 肥後同田貫宗春 - Japanese Sword DOTAMUKI -
表銘/肥後同田貫宗春 裏銘/天保十四年十一月日
Tanto / Higo dotanuki Muneharu
- 長さ
- 30.2cm
- 反り
- 0.2cm
- 目釘穴
- 1個
- 元幅
- 2.7cm
- 先幅
- 2.2cm
- 元重
- 0.6cm
- 時代
- 江戸後期 天保十四年(1843年)
- 国
- 肥後(熊本県)
- 刃文
- 互の目丁子
- 地鉄
- 板目
- 帽子
- 小丸
- 茎
- 生ぶ
- はばき
- 金着一重
- 外装
- 上白鞘
- 鑑定
- (財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- 正価
- 売却済
珍しい同田貫の短刀。子連れ狼の拝一刀で一躍有名になった同田貫は、肥後延寿末裔で、室町後期の正国が初代。豪壮で実用刀としてのイメージが根強い。本作、江戸後期の宗春はその同田貫のイメージを覆す、綺麗な地鉄と刃文が目を引く。互の目丁子刃文は小沸が均一について打ちのけが働き、板目肌の地鉄は疵のない清涼な鍛え。平造りの体配に過度な無骨さはなく、寸計算では一尺未満の短刀に納まっている。出来素晴らしく、天保十四年の年期も入った渾身の作。是非一度、現物を見て頂きたい。研ぎ上がり。保存刀剣鑑定書附。