日本刀 ¤ 刀 ¤ 表/奥大和守平朝臣元平 裏/文化五辰春 ¤ 上々作 ¤ 所載品 ¤
表/奥大和守平朝臣元平 裏/文化五辰春
Katana /
Omote / Oku Yamato no kami Taira no ason Motohira
Ura / Bunka 5 tatsu haru
- 長さ / cutting edge
- 68.6cm
- 反り / sori
- 2.1cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 3.1cm
- 先幅
- 2.2cm
- 元重
- 0.7cm
- 時代
- 江戸後期 文化五年(1808年)
- period
- late edo (1808)
- 国
- 薩摩(鹿児島県)
- country
- satsuma
- 刃文
- 互の目乱れ
- hamon
- gunome midare
- 地鉄
- 小板目
- jigane
- ko itame
- 帽子
- 小丸
- boshi
- komaru
- はばき
- 金着二重
- habaki
- gold foil double
- 外装
- 白鞘
- mounting
- shirasaya
- 所載
- 神津伯押形所載品
- Book
- recorded in kouzu-haku oshigata
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] tokubetsu hozon
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
薩摩新々刀を代表する名匠元平。名は奥次郎兵衛で延享元年の生まれ。天明五年、三十八歳に薩摩藩工となり、寛政元年に大和守を受領。鍛冶としての腕はもちろん、沢山の刀匠を育てて備前祐平や角元興など、当時の名匠もわざわざ薩摩へ出向いて門人となっている。本作、反り格好が良く切先延びごころで元平らしい造り込み。尖り刃の交じる互の目乱れ刃文には砂流しや芋蔓刃が刃縁に絡み、地へ沸がこぼれて薩摩刀らしい出来映え。詰んだ小板目肌には地景や地沸がつき、志津を狙った働きある地鉄がとても綺麗。生ぶ茎も保存状態良く、文化五年の裏年期は元平六十六歳の円熟期。また茎尻には隠し鏨と呼ばれる一本の線を切っている。総体的に欠点もなく、自信を持ってお薦めできる。上々作。神津伯押形所載。