日本刀 ¤ 刀 ¤ 無銘(三原正信) 金象嵌)胴落 ¤
無銘(三原正信) 金象嵌)胴落
Katana / Mumei Mihara Masanobu (Kinzogan) Doraku
- 長さ / cutting edge
- 72.2cm
- 反り / sori
- 1.2cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 2.8cm
- 先幅
- 1.8cm
- 元重
- 0.65cm
- 時代
- 古刀 南北朝末~室町初期(約620年前)
- period
- late nanbokucho (620 years ago)
- 国
- 備後(広島県)
- country
- bingo
- 刃文
- 直刃
- hamon
- sugu
- 地鉄
- 板目に杢目
- jigane
- itame ni mokume
- 帽子
- 小丸
- boshi
- komaru
- はばき
- 金着二重
- habaki
- gold foil duble
- 外装
- 変わり塗り鞘金工拵・白鞘
- mounting
- koshirae & shirasaya
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] hozon
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
鎌倉初期から大和鍛冶が移住したと云われる備後では、隣地備前の影響を受けず大和伝が踏襲され、備後三原の祖である正家も大和包永のような出来映えを見せている。 本作、俗に古三原と呼ばれる三原正信は、南北朝期永徳(1381)から室町初期明徳(1390)に掛けて活躍した刀工。その正信の子は三原から鞆(とも)に移り、鞆三原の祖となっている。長さがあり、掟通り鎬筋高い大和伝の体配で、直刃は明るく冴えて小沸叢なくつき、帽子は小丸に返っている。よく練れた地鉄は板目に杢目が交じって地景もたっぷりと見られ、地刃共に欠点のない出来映え。茎裏には金象嵌で「胴落」と試し斬り銘を誇らしげに入れて箔をつけている。付属の金工拵も立派で、茶変わり塗り鞘にあずき色柄糸が洒落ている。赤銅古金工の鐔は桜を散りばめ、縁頭も古金工の菊花図。金地で立体感のある目貫は鐔と同じ桜図で合わせられ、全体に品良く仕上げられている。保存刀剣鑑定書附。