日本刀 ¤ 脇差 ¤ 古三原
無銘 古三原
Wakizashi /
Mumei Ko-Mihara
- 長さlength
- 38.3cm
- 反りsori
- 0.8cm
- 目釘穴mekugi
- 2個
- 元幅
- 2.7cm
- 先幅
- 2.5cm
- 元重
- 0.5cm
- 時代
- 古刀 南北朝期（約650年前）
- period
- nanbokucho (650 years ago)
- 国
- 備後（広島県）
- country
- bingo
- 刃文
- 直刃に小乱れ
- hamon
- suguha ko-midare
- 地鉄
- 小板目
- jigane
- ko-itame
- 帽子
- 小丸
- boshi
- komaru
- はばき
- 銀一重
- habaki
- silver single
- 外装
- 黒呂鞘脇差拵・白鞘
- mounting
- koshirae and shirasaya
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] hozon token
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
三原鍛冶は鎌倉時代末期から備後三原にて活躍した刀工群で祖は正家。古三原とは鎌倉末期から南北朝期の正家一門らを示し、室町時代は三原、室町末期頃を末三原と称している。現存する古三原は時代的に大太刀からの磨上が多く、在銘品は少ない。
本作は大切先の体配が凄み利かせる大磨上の古三原。詰んだ小板目肌は古刀らしく柔らかみがあり、直刃に小乱れが交じって匂口が締まる。帽子は乱れ込んで稲妻走り、小丸に大きく返って棟焼きへと続く。茎の錆色は黒々とし、室町後期頃の磨上と思われる。
時代感のある拵は黒呂鞘に傷みや補修痕が見られるが柄前はしっかりとし、鍔は鉄地鶯図、目貫は龍図、頭は角で縁金は牛図。保存刀剣鑑定書附。
