日本刀 ¤ 刀 ¤ 肥後國住赤松太郎兼照作
表/肥後國住赤松太郎兼照作 裏/平成元年三月吉日
Omote / Higo koku ju Akamatsu Taro Kaneteru saku
Ura / Heisei 1 nen 3 gatsu kichijitsu
- 長さ / cutting edge
- 74.0cm
- 反り / sori
- 1.9cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 3.55cm
- 先幅
- 3.1cm
- 元重
- 0.75cm
- 時代
- 平成元年（1989年）
- period
- contemporary (1989)
- 国
- 熊本県
- country
- kumamoto
- 刃文
- 互の目乱れ
- hamon
- gunome midare
- 地鉄
- 小板目
- jigane
- koitame
- 帽子
- 乱れ込み
- boshi
- midarekomi
- はばき
- 銀無垢一重
- habaki
- solid silver single
- 外装
- 黒雲紋銀石目地鞘打刀拵
- mounting
- koshirae
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
清麿写しの豪快な一振は、鋭利な大切先に剣巻龍の彫物が迫力満点で他を圧倒する。 赤松太郎一門は熊本県八代市で鍛刀。家族五人が刀匠という鍛冶一家で、刀匠自らが採取した砂鉄を自家製法によって良質な玉鋼を製鉄する。初代は木村兼定で兼照はその二男。
本作、元先ともに身幅とても広く、大切先と相まって豪壮そのもの。互の目乱れ刃文は高低差があり刃中明るく、地鉄は練れた小板目肌。古研ぎで平地に小さな疵があるも目立たずこのままで十分。表は草の剣巻龍と棒樋。裏は爪と護摩箸樋、棒樋が彫られている。 時代金具を使った拵も立派で、黒雲紋塗りに下方は銀石目地塗りの凝った鞘。腰の高い鉄地金象嵌縁頭は肥後物。分厚い鉄地菊花透かし鐔は抜けがよい。
