日本刀 ¤ 短刀 ¤ 金房兵衛尉（以下切）政次 ¤ 朱変塗鞘菊花金工拵 ¤ 業物
金房兵衛尉（以下切）政次
Tanto /
Kanabo hyoe no jo (cut) Masatsugu
- 長さ / cutting edge
- 29.9cm
- 反り / sori
- 0.6cm
- 目釘穴 / mekugi
- 3個
- 元幅
- 2.9cm
- 先幅
- 2.5cm
- 元重
- 0.55cm
- 時代
- 室町後期 永禄頃（1558年）
- period
- late muromachi (1558)
- 国
- 大和（奈良県）
- country
- yamato
- 刃文
- 湾れ
- hamon
- notare
- 地鉄
- 板目
- jigane
- itame
- 帽子
- 尖って返る
- boshi
- togatte kaeru
- はばき
- 銀無垢一重
- habaki
- silver single
- 外装
- 朱変塗鞘菊花金工拵・白鞘
- mounting
- koshirae and shirasaya
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] hozon
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
目を見張る華やかな拵が印象的。金房兵衛尉政次は室町後期、永禄頃に活躍した大和の刀工。金房一派は大和手掻系の鍛冶と言われ、室町中期から後期に掛けて繁栄している。本作、身幅のある平造り短刀で、湾れ刃文に互の目が交じり、古刀らしい練れた地鉄は板目に杢目が交じる。茎は僅かに磨上て銘は途中で切られるが、室町後期の業物刀工、金房兵衛尉政次で間違いはない。古研ぎながら錆気はない。
朱変塗り鞘は唐塗りのような文様で、黒色下地に金色と朱色を塗り重ねた後で研ぎ出している。金具も驚くほど凝ったもので、頭は角で菊花図、縁と目貫は赤銅地枝菊、栗型と小尻は菊の葉、小柄笄は赤銅七々子地枝菊、鍔は素銅地金覆輪花象嵌。江戸時代の優雅な生活がこの金工拵から見てとれる。保存刀剣鑑定書附。
