日本刀 ¤ 刀 ¤ 伯州住秀春 ¤ 豪華龍虎拵 ¤
伯州住秀春
Katana / Hakushu ju Hideharu
- 長さ / cutting edge
- 70.3cm
- 反り / sori
- 1.0cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 3.0cm
- 先幅
- 2.15cm
- 元重
- 0.75cm
- 時代
- 江戸後期 慶応頃（1865年）
- period
- late edo (1865)
- 国
- 伯耆（鳥取県）
- country
- houki
- 刃文
- 互の目乱れ
- hamon
- gunome midare
- 地鉄
- 小板目
- jigane
- ko itame
- 帽子
- 小丸
- boshi
- komaru
- はばき
- 金着二重
- habaki
- gold foil double
- 外装
- 黒呂青貝散らし鞘金工拵・白鞘
- mounting
- koshirae &shirasaya
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] hozon
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
伯耆の秀春は大慶直胤門の秀直に学び安政四年に帰郷。直胤門流の備前伝を得意とした秀春は己の刀身に自ら強度試しを行い、その課題を通過したものだけに切り銘をしたと云う。そのため秀春の刀は強度はもちろん、抜群の切れ味を誇ったと言われている。本作は2尺3寸を超え、腰反りの強い古風な体配。独特な互の目乱れ刃文が際立つ優刀で、波が押し寄せるように逆掛かり、刃頭は北斎の富嶽三十六景に見る荒波と同じ動き。備前風に匂い出来で仕上げ、芸術性の高い仕上がりはさすが。詰んだ小板目肌は良く詰み、疵気もなく健全で、帽子も焼き深く小丸で返っている。付属の拵は驚くほど豪華で、黒呂鞘に青貝散らしを円形に蒔いて凝り、卯の花色の柄は蛇腹巻き。金具は全て龍虎で誂え、金覆輪を施した赤銅七々子地龍虎図鐔、漆黒の赤銅七々子地雨龍図縁頭、虎図笄、そして目貫は驚くことに金無垢の龍を奢っている。贅を尽くした金工拵は一見の価値がある。保存刀剣鑑定書附。
