日本刀 ¤ 寸延短刀 ¤ 無銘 冬広(新々刀) ¤ 茶石目地葵紋鞘牡丹図昼夜拵
無銘 冬広 ¤ 茶石目地葵紋鞘牡丹図昼夜拵
Sunnobi-Tanto Mumei Fuyuhiro
- 長さ / cutting edge
- 32.4cm
- 反り / sori
- 0.2cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 3.2cm
- 先幅
- 2.6cm
- 元重
- 0.75cm
- 時代
- 江戸後期頃(約150年前)
- period
- late edo (150 years ago)
- 国
- 若狭(福井)
- country
- wakasa
- 刃文
- 湾れ
- hamon
- notare
- 地鉄
- 板目に杢目
- jigane
- itame ni mokume
- 帽子
- 小丸
- boshi
- komaru
- はばき
- 銅一重
- habaki
- copper single
- 外装
- 茶石目地葵紋鞘牡丹図昼夜拵
- mounting
- koshire
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] hozon
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
昼夜金具とは文字通り昼と夜を表現した意匠で、一つの金具の中央付近で表情を別ける凝った技法。例えば鉄地素材の上に半分だけ金鍍金をし昼夜とする安易な場合と、銅地と銀地などの異なる素材を繋ぎ合わせて昼夜とする技法がある。異材質を繋ぐには蝋付けの難しさから卓越した技術が必要といわれ、金具師の腕の見せ所である。
本作、銀と素銅という異なる素材を繋ぎ合わせて昼と夜を表現し、また、通常は昼夜で図柄を変えるためやや一体感は削がれるのだが、本作は銀地と素銅地の牡丹図が素材の垣根を越えて一体となり、あたかも色絵で塗り違えているが如く違和感がない。頭から小尻までその完成度は感嘆するばかりで、当時の技術を思い知らされる。鞘は茶石目地に大振りな葵紋が金高蒔絵され、柄は黒表皮巻き。小柄と割笄はもちろん一作造りで総体的に保存状態よく、一般の武士では持てない高級感が漂っている。
刀身は平造りの寸延短刀で、江戸後期頃の冬広。室町期に相州から若狭へ移住した刀工で、幕末までの永きに渡って代を重ねている。地鉄は板目に杢目肌を交えて疵気もなく、湾れ刃文には葉に入って落ち着いている。茎は無銘で化粧鑢だけが入って当初から無銘で仕上げている。拵はもちろん刀身も真面目で、自信を持ってお薦めできる。尚、下緒は新しいもので、昼夜の正絹を弊社で選んでみた。保存刀剣鑑定書附。