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刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】  赤銅地波に白鷺図鐔 - Shakudo ji Nami ni Shirasagi zu -

【桜花唐草文図鐔(埋忠)目貫】日本刀専門店【十拳-TOKKA-】刀装小道具・刀装金工・鐔・縁頭・目貫・小柄

縦/height 8.5cm 横/width 7.6cm 正価/price 売却済-Sold-
鑑定/certificate 無銘 『埋忠』 日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書[N.B.T.H.K] hozon tosogu

地を算木崩し(三崩し)紋で敷きつめ、耳には金覆輪、八つの頂点から開いた世界は桜の花が満開できらびやかに見える。 算木とは六本一組で用いられる角棒で、和算で計算用に使われたり、易の八卦に使われる。 易とは陰と陽、二つの対立と統合により、森羅万象が変化していく法則を説く、古代中国の占法、また儒教の経典の一つ。 天地自然は天(乾)・沢(兌)・火(離)・雷(震)・風(巽)・水〈坎)・山(艮)・地(坤)の八つの要素の組み合わせによってなると考えられ、それぞれを_ _陰と_陽の記号の組み合わせで表した「象」と呼ばれる形が決められ、八卦と呼ばれる。 算木崩しはこの、天(乾)☰をつなげた文様である。天と陽が万物を生み動かすという卦であり、象意は「強いもの、高貴なもの、堅いもの、丸いもの、円満、健全、道徳、完全、尊厳、充実など」の意味を持つ。 さて、細い縄目の銀象嵌でかたどられた双曲八角形の中を見ていこう。金象嵌が施された桜の花に唐草をあしらい、青金の切金を散らす。青金で菊座に縁取られた切羽台は、上に菊座切羽を重ねると八重菊にも見えそうな凝った造り。両櫃穴ともに鑢目入りの金で埋められている。 幾何学模様と植物模様が組み合わされたこの美しい文様は、飛鳥時代、シルクロードの端、波斯の国と呼ばれたペルシャの影響を受けているように見える。また、象嵌という技法は、諸説あるがシリアのダマスカスで生まれ、スペインのトレドで栄え、シルクロードを経て日本へと伝わってきたといわれる。(象嵌を英語でdamasceneというが、磁器をchina、漆器をjapanと呼ぶことからも想像に難くない。)シルクロードを渡って伝来してきた様々な文化の影響を存分に取り入れ完成した本作は、普段よく見る埋忠の作品とは違う、異国情緒溢れる逸品となっている。日本美術刀剣保存協会、保存刀装具鑑定書附。上製へそ上げ箱入り。

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