Japanese Antique SAMURAI Sword and Fittings
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縦/height 7.7cm 横/width 7.2cm 厚み/thickness 0.3cm 重量/weight 121g 正価/price 売却済-Sold-
謡曲、竹生島の一説「緑樹影沈んで、魚木に上る気色あり。月海上に浮かんでは、兎も波を走る。」からの画題である。竹生島では緑樹の影が湖面に映り、それはまるで魚が木に登るようにみえる。月も姿を湖面に映し、寄せては返すきらめきはまるで、月の兎が波で遊んでいるようではないかというのである。本作、うっすらと漂う雲間から姿を見せる月。雲の際には細く金象嵌、透かされた月の際には銀象嵌が施され、何とも言い難い風情をみせる。さて、月明かりの下きらめく波の間で飛び跳ねる可愛らしい兎。兎の赤い目を表すためか、目には素銅が象嵌され、波は金布目象嵌、波の飛沫を金象嵌となっている。彫りも切り立ったところがなく、鐔全体が柔らかく優しい印象である。