刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】 赤銅七々子地雲龍桐紋図鐔 - Shakudo nanako ji Unryu kirimon zu Tsuba -
- 縦/height7.0cm
- 横/width6.4cm
- 厚み/thickness0.35cm
- 重量/weight102g
- 正価/price売却済-sold-
赤銅七々子地に丸龍と瑞雲を散らし、耳にはぐるりと五三桐紋が配される。どことなく琉球王国の紅型を彷彿させる一枚。
目の揃った美しい七々子の上には、瑞獣の代表格、天地を統べる最も高貴で最強の龍。
そして、龍の周りをところせましと、五彩瑞雲が取り囲む。これは霊芝雲と呼ばれる不老不死を象徴する瑞雲文様の一つで、良いこと、おめでたいことの起こる兆しに現れる五色に彩られた雲である。本作、赤銅、素銅、黄金、青金に塗り分けられられている。これだけ文様が詰まって、色金が多用されているのにもかかわらず、不思議と落ち着いた雰囲気の吉祥文様の鐔である。
最後に鐔の右肩あたりをご覧いただきたい。この鐔には刀の受け傷がある。刀身には稀に見受けられるが、鐔では珍しい。