Japanese Antique SAMURAI Sword and Fittings
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縦/height 7.6cm 横/width 7.0cm 厚み/thickness 0.4cm 重量/weight 116g 正価/price 売却済-sold-
鉄地に金象嵌で描かれた龍の姿、雲気文、龍尾のパルメット。裏を見ると、龍は北斗七星に変化して、雲気文(霊芝雲)とともに描かれる。北斗七星と龍でまず思い浮かぶのは七星剣である。そしてキトラ古墳に描かれた四神と星宿。古来中国では、北極星を宇宙の中心であるとして北辰と呼び、これが神格化され天帝(天皇大帝)となる。龍や鳳凰は天を支配する天帝と地上を結ぶ神獣と考えられており、神の使い、神の乗り物であるとされてきた。そしてまた北斗七星も帝車(天帝の乗り物)と考えられてきた。この二つを結ぶと本作の図柄となる。現代の作と思われ、少々かさついた鉄味ではあるが、それを脇にやるほど興味深い図案と巧みな金象嵌で仕立てられた鐔である。