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刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】  鉄地龍唐草透かし - Tetsu ji Ryu karakusa sukashi -

【鉄地龍唐草透鍔】日本刀専門店【十拳-TOKKA-】刀装小道具･刀装金工･鐔･縁頭･目貫･小柄 【鉄地龍唐草透鍔　透かし部分】日本刀専門店【十拳-TOKKA-】刀装小道具･刀装金工･鐔･縁頭･目貫･小柄

縦/height　7.3cm　横/width　7.1cm　厚み/thickness　0.5cm　重量/weight　95g　　正価/price　売却済-sold-

南蛮風の細かな肉彫り透かしで龍と唐草を透かした鐔。鉄味も良く、立体的な透かし彫りはまるで彫刻欄間を見ているかのようである。唐草には金の露象嵌が、耳は蛇腹に刻み込まれ金象嵌が施される。中国で六世紀頃に制作された仏像の中に、龍が吐き出した蓮の上に立つ仏像が見受けられる。龍は唐草（蓮茎とも）を吐きその先に蓮が咲いているのだ。（「如意の蔓」の一種とも思われる。）さらに古く紀元前十七世紀頃の青銅器に饕餮文（とうてつもん）にはじまり、それを主として蝮や小型の蛇を意匠化した虁竜文（きりゅうもん）があらわれ、やがて唐草状に絡まり合う蟠螭文（ばんちもん）となる。この蟠螭文が唐草文や雲気文などと融合し、本作のような龍唐草の意匠が生まれたのではないだろうか。龍に絡まる唐草は抜群の彫り込みである。是非お手にとって見ていただきたい逸品。

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