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刀装具【目貫】   赤銅地源平合戦・錣曳図目貫 - Shakudo ji Genpei-kassen Shikoro-biki zu Menuki -

【赤銅地源平合戦・錣曳図目貫】日本刀専門店【十拳-TOKKA-】刀装小道具・刀装金工・鐔・縁頭・目貫・小柄

縦/height 1.6cm 横/width 3.1cm 厚み/thickness 0.4cm 正価/price 売却済-sold-

赤銅地で武者をあらわした目貫、源平合戦の一幕「錣曳」の場面である。 右手にしっかりと錣を掴み大きく口を開けている武者と兜の錣がなくなっている武者の姿。
時は元暦二年二月十九日(1184/寿永四年)の夕刻。讃岐国屋島での出来事だ。 源氏那須与一が射貫いた紅扇の日輪が夕日に煌めき漂うその様に、感極まった平氏の老武者が扇的の舟上で舞をはじめる。源氏方はこの男も弓で射るように命じ、与一の放った矢は男の胸を貫く。 これを残念に思ったか、三人の平氏の武者が陸に上がると「源氏こっちへ来い」と招いた。それに応じたのは美尾屋四郎・藤七・十郎、丹生四郎、木曽忠次の五騎。彼らは雄叫びを上げながら平氏の武者に挑んでいくが、真っ先に駆けてた美尾屋十郎の馬が射られる。馬は屏風が倒れるようにドォと倒れ、乗っていた十郎はすかさず太刀を抜くが、楯の陰から長刀を持った男が斬りかかってくる。 十郎は、小太刀では大太刀にかなわぬと地に伏すように逃げるが、平氏の武者は長刀を左脇に挟み右手を伸ばし十郎の兜の錣を掴もうと追いかけてくる。三度かわした十郎だが、四度目には錣がつかまれ、鉢付けの板からぶっつり切られ、持ち去られてしまう。 馬を惜しんで見物していた残りの四騎のもとへ逃げ込んだ十郎。平氏の武者は追ってこず、白柄の長刀を杖にして、兜の錣を高く掲げ「遠くにいる者はよく聞け、近くいる者はとくと見よ。我こそが京童噂する上総悪七兵衛景清なるぞ」と名乗り捨て退却した。

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