Japanese Antique SAMURAI Sword and Fittings
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縦/height 1.4cm 横/width 2.7cm 正価/price 売却済-Sold-
鉄地に金うっとり象嵌で、イノシシの背に乗る小猿の姿。イノシシの牙は銀象嵌、ひづめと目は金象嵌が、お猿は金うっとり象嵌で仕上げられている。イノシシには短く硬そうな毛彫りが、お猿には長めにしっかりとした毛彫りが施されている。猪も猿も表情豊かで、なんとも楽しそうではないか。こんなにも小さな目貫の動物に表情を付けるのはどれほどの技量が必要なのだろう。1mmにも満たない目頭の上の膨らみ、わずかな口角の上がり、眼の中に打たれた金の点象嵌。お猿のちょっと丸まった背中と、かしげた首、安心したような手足のゆるみ。猪と猿の会話が聞こえてきそうな目貫である。何年か前に話題に上った、福知山動物園のうり坊とみわちゃんの姿を思い描かない人はいないのはないだろうか。江戸時代にもこのような光景を見た人がいたのだろう。