Japanese Antique SAMURAI Sword and Fittings
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縦/height 4.75cm 横/width 1.5cm 厚み/thickness 0.55cm 正価/price 売却済-Sold-
鑑定/certificate 無銘 『京金具師』 日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 / N.B.T.H.K Hozon-Tosogu
馬印とは、先陣で大将が馬のそばに立て、居所や陣地を示すもの。また鎧の背に指したり、従者に持たせたりと戦場での敵味方の区別を付けるためのものでもある。江戸初期寛永年間に記された「御馬印」という巻物を紐解くと、そこには総勢170人の戦国武将の馬印を見ることが出来る。さて、本作を見ると旗印には星梅鉢紋、自身指物に兜を用いている。星梅鉢紋を用いた武将は加賀藩から立藩した上野甘楽郡(現在の群馬県富岡市七日市)加賀前田利家の五男、前田大和守利孝が浮かぶ。自身指物の兜の形状は相違があるが、兜の吹き返し部分に割菱紋があり「御馬印」掲載の兜の錣板部分にも割菱紋が描かれていることから何らかの関係がうかがわれる。
参考「国会図書館所蔵『御馬印』六之巻三」