Japanese Antique SAMURAI Sword and Fittings
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縦/height 1.3cm 横/width 4.1cm 厚み/thickness 0.5cm 正価/price 売却済-Sold-
和漢三才図会を引くと龍についての項目がある。なるべく簡単に書き下してみたが、龍をみかけたときに比べてみるのも面白いのではないだろうか。
『本草綱目に云う、龍の形に九似てあり。頭は駱駝に似、角は鹿に似、眼は鬼に似、耳は牛に似、うなじは蛇に似、腹は蛟竜に似、鱗は鯉に似、爪は鷹に似、掌は虎に似たり也。
背に八十一の鱗ありて、九九の陽数そなう。その声、銅盤を打つがごとく、口のかたわらに髭あり。おとがいの下に明珠あり。あごの下に逆鱗あり。頭の上に博山あり、尺木(せきぼく)と名づく。その尺木無きときは、すなわち天に昇ることあたわず。気を呵して雲をなし、既によく水に変ず。またよく火に変ず。その龍火、湿を得るば燃え上がり、水を得るときは焼ける。人火を以てこれを追えば、ただちにやむ。故に人の相火、これに似たり。
龍は卵生にして思抱す。雄は風上に鳴き、雌は風下に鳴く。風によりて化す。その交むときは、二の小蛇となる。龍の性、粗猛にして美玉・群青を愛す。喜んで燕の肉を嗜む。鉄・むかで・せんだんの葉・五色の糸を畏れる。雨を祈るには燕を用いる。水患を鎮めるには鉄を用いる説文に龍は春分に天に昇り、秋分に淵に入る』