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刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】 赤銅地白梅図目貫 - Shakudo ji ShiraUme zu Menuki -

【赤銅地白梅図目貫】日本刀専門店【十拳-TOKKA-】刀装小道具・刀装金工・鐔・縁頭・目貫・小柄

縦/height 1.3cm 横/width 4.2cm  正価/price 売却済-Sold-

赤銅地に白梅を銀着せで仕立てた一品。
瞿曇打失眼晴時(くどんがんぜいをたしつするとき)
雪裡梅花只一枝(せつりのばいかただいっしなり)
而今到処成荊棘(いまいたるところにけいきょくをなす)
却笑春風綾乱吹(かえってわらうはるかぜのりょうらんとしてふくことを)
宋の如浄禅師の言葉である。 厳しい寒さを「困難」、梅の花を「さとり」に見立てた、人によって様々な解釈をもつ言葉である。苦難の末に悟るのか、苦難の中で悟るのか・・・
見わたす限り真白な雪の中、忽然と白梅花。目を見開いた須臾というときの中で、花が咲き乱れ、青々をした葉を繁らせ、ずっしりとした実に枝をたわませ、はらはらと葉が落ち、また真っ白な雪にその身を覆う。その梅の木の周りには花の蜜をもらう虫たちや、枝に留まる鳥たちや、実をもいでいく人の姿が見えるようではないか。それら巡りめぐって終わりなく続く世界。 こんな小さな目貫一つの中にも世界を見ることができるようでもある。決して華美な目貫ではないが、白く清浄な想いを抱かせてくれる清楚な逸品。

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