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素銅地獅噛図大小栗型 無銘(水戸) - Suaka ji Shigami zu daisho Kurigata mumei/Mito -

素銅地獅噛図大小栗型 無銘(水戸)
素銅地獅噛図大小栗型 無銘(水戸)
素銅地獅噛図大小栗型 無銘(水戸)

茶:縦/height 2.5cm 横/width 3.2cm 黒:縦/height 2.5cm 横/width 3.3cm  正価/price 売却済-sold-

[日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書附:無銘/水戸 素銅地 容彫 金色絵] 特製落とし桐箱入り

あまり目にすることのない大小の栗型を紹介する。栗型とは、拵の腰あたりにある下緒を通す部分。通常は角(つの)で造られるが、華やかな装飾のある金具も珍しくはない。しかし、装飾性のある金具もその形状は角でつくられる栗型と大差ない。本作は獅子頭を模した珍しい栗型である。獅子は悪を喰らい、邪気を払うと云われる。その力の強さは獅子の頭部(首)だけで威力を発揮するとして、各地に獅子頭信仰が広がった。本多忠勝・豊臣秀次・松平定基所用の兜の前立てが獅噛(獅子頭)の形なのも、百獣の王とされる獅子の強さと、身に降りかかる邪気を払い、悪を喰らうという両方の力を求めた形なのではないだろうか。元はどんな大小拵に使われていたのか想像するのも楽しい逸品である。

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