日本刀販売・刀剣専門店【十拳-TOKKA-】

Japanese Antique SAMURAI Sword and Fittings

刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】 赤銅地どんぐりに猿図目貫 - Shakudo ji Donguri ni Saru zu Menuki -

赤銅地どんぐりに猿図目貫・鐔・縁頭・目貫・小柄

赤銅地しゃくどうじにどんぐりと二疋にひきの猿をかたどる。二匹にひきの猿が大きなどんぐりで何をしているのだろう。 遊んでいるのか、食べようとしているのか、運ぼうとしているのか。
秋は実りの季節。 山に生きるすべての者がその恩恵おんけいに預かる。どんぐりもその一つ。 ネズミ、リス、サル、鳥、シカ、イノシシ、クマ、もっと小さな昆虫こんちゅうまでも大好物だいこうぶつだ。 どんぐりはかしならかしわなど、ブナ科コナラ属の木の果実かじつである。 殻斗果かくとかといういわゆる「どんぐりのぼうし」をかぶった小さな実である。 木登りが上手で手先が器用な猿はむれをなして生活している。 けものながら人に似て、立ったり座ったり四肢ししはみな人の手のように器用に物をつかむことができる。 滑稽こっけいにして面白味おもしろみがある動物だとして、古来こらいよりきわめて多くの画題がだいとなる。

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