日本刀販売・刀剣専門店【十拳-TOKKA-】

Japanese Antique SAMURAI Sword and Fittings

刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】 赤銅地龍図目貫 - Shakudo ji Ryu zu Menuki -

赤銅地龍図目貫・鐔・縁頭・目貫・小柄

赤銅地で龍の姿を象った目貫。身体をうねらせ格好良く決まった二頭の龍。一方は珠をしっかりと握り締めている。
  • 龍春分而登天、秋分而潜淵  龍は春分になると天に登り、秋分には淵に潜る。
  • 有三停九似之説 三停九似の説あり。
  • 謂 自 首至膊 膊至腰 腰至尾 皆相停也
  • 自らの首から肩甲骨、肩甲骨から腰、腰から尾が相停(等分)されるという。
  • 九似者 角似鹿 頭似駝 眼似鬼 頂似蛇 腹似蜃 鱗似魚 爪似鷹 掌似虎 耳似牛
  • 九似者とは、角は鹿に似て、頭は駱駝、眼は鬼、うなじは蛇、腹はみずち、鱗は魚、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似る。
  • 頭上有物 如博山名尺木 龍 無尺木 不能升天
  • 頭の上にある博山の如きもの、尺木と呼ぶ。龍は尺木(角)無くば天に昇ることが出来ない。
  • 性粗猛而畏鐵愛玉及空青 性格は荒く猛々しい。そして鉄を畏れ、珠と青い空を愛でる。
上記、宋の時代、羅願という人物が著した『爾雅翼』から抜粋した。興味深いのは龍は鉄が苦手という部分。 五行説と四神相応の思想から五行相剋「金剋木」金(金属特に鉄)が木(龍)を倒すという話や、 鉄気(金気)が水を汚すため、農耕や水に絡むもの(水神)が鉄を嫌うという話もある。
そしてもう一カ所。龍は珠と青い空を愛でるという部分。珠、宝珠・摩尼宝珠・如意宝珠と呼び方は色々であるが、龍が愛でているこの珠を皆が欲しがっていることだけは確かであろう。最後に雲の中や風雨・雷雨の中に描かれる事の多い龍が青い空が好きだったとは、新しい発見である。これも五行説、木=青龍=東=流水=春=青から来ているのかもしれない。そして、本作、頭・胴・下半身ときちんと三等分に作られている。この姿が三停である。

≪ 装具 商品一覧のページに戻るご注文・ご質問はこちらから ≫