刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】 赤銅地群兎図目貫- Shakudo ji Mure Usagi zu Menuki -
- 縦/height1.5cm
- 横/width4.0cm
- 厚み/thickness0.65cm
- 正価/price売却済-sold-
古色溢れる赤銅地に真向兎が連なった面白い目貫。真正面を向かいうずくまる兎の姿は「真向兎」まむきうさぎや、まっこううさぎと呼ばれる。兎の姿に波が加わると「竹生島」といわれる文様となる。兎は小さく愛らしいため、弱い動物に見られがちだが、俊足で、知恵があり、逃げ足が速い。古代中国では馬と並んで足の速い動物とされており、三国志「関羽」の手に渡った名馬は「赤兎馬」と名付けられたという。日本では平安中期に編纂された延喜式の中で「赤兎は上瑞、白兎は中瑞」と吉祥・瑞祥の意匠として人気が高い。群れで迫ってくるような本作、一風変わった図柄で楽しめる一品である。