刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】 赤銅地鯉仙人図目貫- Shakudo ji Koi Sennin zu Menuki -

- 縦/height1.5cm
- 横/width4.15cm
- 厚み/thickness0.6cm
- 正価/price28,000円
赤銅地で魚に乗る人物を象った目貫。魚に乗っている人で有名なのは琴高仙人と子英の二人。この魚が鯉なのか鯛なのかは微妙なところ。釣り竿が描かれていることを考えると恵比寿なのではとの疑念もわく。琴高と子英は釣り竿を使わない。
子英にいたっては川に入り真っ赤な鯉を捕まえ、その鯉をかわいがって育てたところ、一年もたつと一丈余りの大きさとなり、ついには角が生え翅をもつ。怖がる子英に鯉は「私はあなたを迎えに来ました。一緒に天へ昇りましょう」と云い、子英は鯉に乗り天へと昇っていきました、というお話。
琴高仙人は、龍の子供を取ってくると弟子達に伝え、赤い鯉に乗って戻ってくる。やはり釣り竿は使わない。
となると、残る可能性は恵比寿さまであるが、恵比寿さまが鯛に乗ったという話しは聞かない。そしてやはりこの魚は鯛には見えない。
諸々の図像が混じり込んでしまった結果のように思われる、大変興味深い目貫。
本作、魚の髭をしっかりと握る人物もさることながら、魚の生き生きとした姿が魅力的な目貫である。