日本刀販売・刀剣専門店【十拳-TOKKA-】

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刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】 赤銅地流れ旗に軍配采配図目貫 - Shakudo ji Nagare-bata ni Gunpai Saihai zu Menuki -

赤銅地流れ旗に軍配采幣図目貫|日本刀専門店【十拳-TOKKA-】刀装小道具・刀装金工・鐔・縁頭・目貫・小柄

流れ旗に軍配、もう一方は流れ旗に采配を象った目貫。敵味方を区別するための識標としてもっとも古くから用いられていたのが上部のみに竿を通し下部を固定しない流れ旗と呼ばれる旗であり、旗の上に配された軍配団扇ぐんぱいだんせん采弊さいはいは指揮をとる為の武具である。武用弁略(貞享元年1689 徳山毛利本)巻之五によれば、「團」うちわの項に「團は戦陣に具する器なり」「團の上には朱を以て片面に十二星或日取の図、又は潮汲うしおの干満の時刻等を書き付けて軍謀の秘術を知るべし。」「家々秘密の義あるべし。」「團表に記す所の事多し 諸家一定し難きが故に省く」また、軍用記(江戸中期 伊勢貞丈著)団扇の項には「団扇つくりたらば神前に備え置て軍神を祭るべし」とある。次に采配であるが、こちらも武用弁略によると、「和朝の采拝さいはいは其の用異朝と替わらずして形を別たり凡そ進退分合を委くし速やかにするの要器也」「之を以て近代押しての字を采幣さいはいと読せり 和朝に用いる采幣は神道に用いる所の幣を表したり 然らば采幣と書くべし」「采はいろどると訓ず 幣に五色の品あるが故也」とある。共に戦国時代後期頃より使われたようである。本作、出来・状態共に良くおすすめの逸品である。

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