日本刀販売・刀剣専門店【十拳-TOKKA-】

Japanese Antique SAMURAI Sword and Fittings

刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】 赤銅地龍図目貫 - Shakudo ji Ryu zu Menuki -

赤銅地龍図目貫 日本刀専門店【十拳-TOKKA-】刀装小道具・刀装金工・鐔・縁頭・目貫・小柄

数値だけでは分かりづらいので、大きさの比較画像を追記します。上が本作。下が一般的な大きさです。

赤銅地龍図目貫 大きさ比較写真 日本刀専門店【十拳-TOKKA-】刀装小道具・刀装金工・鐔・縁頭・目貫・小柄

赤銅地の龍である。横幅が7.3cmと非常に大振りで迫力ある目貫。山間から雲が湧き立ち空が黒くなり、突然の雷と豪雨にあったことはないだろうか。暗くなった空に稲妻が光る様子はまるで、山間から目を覚ました龍の仕業に見えないだろうか。 八百万の神と共にある我々は、目に見えぬ力に姿を与え名前を付ける。人々の心に応じて幾様にもその姿は変化していく。
仏教の伝来と共に日本にやってきた龍は、「今この世界あらゆるところで、おのおの龍王ありてこれを守る。」と大方等大集経第四十三・日蔵分送使品第九にあるように、雨を降らせ大地を潤す水と豊穣の守護者。そして、刀剣と結びつけられた龍は、不動明王の三昧耶形、つまり不動明王の化身として用いられることが多い。正しい智恵を以て人々の迷いや邪悪な心を断ち切る。不動信仰事典には「不動明王の智火、大剣変じて倶利伽羅龍王となる。」と倶利伽羅龍王経に記されているとある。倶利伽はサンスクリットのkulikaからきたと考えられており、八大龍王のひとつで暗褐色の体を持つとし密教の仏典では黒い龍とされている。本作の黒々とした赤銅で仕立てられた龍は正に倶利伽羅龍王のごとく見えないだろうか。

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