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刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】 赤銅七々子地道成寺図小柄 - Shakudo nanako ji Dōjōji zu Kozuka -

赤銅七々子地道成寺図小柄・鐔・縁頭・目貫・小柄

赤銅七々子地に恐ろしい顔で釣鐘に巻き付く龍の姿。それもそのはず、恋に狂い龍の姿に身をやつした女。 この大鐘は道成寺の堂内にあり、鐘の中には、自分を謀った若く端正な沙門、僧が隠れているのである。
大日本国法華経験記のなかに「紀伊国牟婁郡悪女」という段がある。これが「道成寺縁起」「安珍清姫伝説」を記した最も古い文献であるとされる。浄瑠璃、歌舞伎、能など盛んに演じられた「道成寺」。
熊野詣に来た若く美しい修行僧(安珍)。 紀伊国牟婁郡で一夜の宿を借りたところ、主の女(清姫)に想いを寄せられる。 驚き困惑した僧は、まずは熊野に参詣し、還向の折に必ずと約束し難を逃れる。 僧の帰りを待つ女。しかし僧は家に立ち寄らず。 待ちわびた女が路端の人に尋ねると、二三日前に帰ったと告げられる。
怒り狂った女の身体は大蛇と変じ、僧を追う。 これを知った僧は急ぎ道成寺に逃れ、事の次第を伝える。 諸僧集まり、大きな鐘の中に僧を隠し、堂の門を閉ざす。 そのとき、大蛇は道成寺に至りて、門を尾で叩き破り、堂内に。 鐘を囲み巻き、何時間も尾で竜頭を叩き、両の眼より血の涙を流し遂には堂を出で去る。 諸僧が見ると、蛇の毒に焼かれ、メラメラと燃える盛る大鐘。 やっとのことで熱を冷まし、鐘の中を見ると、跡に残るは僅かに灰と塵のみであった。<後略>
本作、赤銅七々子地に釣鐘の竜頭をしっかりと掴みながら食らい付き、胴体をギリギリと音が聞こえそうなほど鐘に巻き付けた龍の姿が据文象嵌されている。効果的に施された金象嵌は見栄えが良く、高低差ある造り込みの小刀附き小柄である。小刀には表に「関兼元」、裏には「永正三年八月日」と銘が入っている。

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