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刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】  梅樹にみみずく図縁頭 - Oboro gin ishime ji Ume no ki ni Mimizuku -

【梅に木兎図】日本刀専門店【十拳-TOKKA-】刀装小道具・刀装金工・鐔・縁頭・目貫・小柄

縁縦/Fuchi.height 3.75cm 縁横/Fuchi.width 2.0cm 縁厚み/thickness 1.1cm
頭縦/Kashira.height 3.5cm 頭横/Kashira.width 1.5cm 正価/price 売却済-Sold-

  ふんわりとほころぶ白梅からは爽やかな香りが漂っているのようで、月の光を浴び金色に輝くミミズクと夜にとけこむカラスの姿。 日本では古来より梟(ミミズク)が夜行性で蛇や鼠などを食べることから、魔を祓う鳥として尊ばれていた。カラスもまた神の使いとされている。 どちらも知恵者としての一面を持ち、梟は森の哲学者と呼ばれ、ギリシャでは知恵の神アテナイの象徴で、ローマでは知恵と工芸の女神ミネルヴァの使いである。 北欧神話の神オーディンに世界中からさまざまな情報を送るのはムギン(記憶)とフギン(思考)と呼ばれる二羽のカラスである。
 本作の梟には可愛らしい羽角がある。この羽角という飾羽がある種を木兎(みみずく)と呼んでいる(厳密にいえばミミズクの中にも羽角がないものがいる。) 木兎という文字の通り樹木の上に棲息し、兎のような耳を持つ鳥である。 縁起物としても人気が高く、福が籠もるで「福籠」苦労知らずで「不苦労」朗らかに福を呼ぶ「福来朗」その他「福老」「不苦老」など、大きな目で暗闇を見通し、魔を退け、幸運を呼び込む鳥である。
 本作は朧銀石目地に金象嵌で木兎(みみずく)を、銀象嵌で梅の花を、赤銅で梅の木を仕立てる。枝先を金と銀でほっそりと彩っているのも美しく品がある。また、カラスは赤銅で仕立てられ目に金象嵌が施されている。細部までこだわった上品な縁頭である。

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