刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】 赤銅七々子地倶利伽羅龍縁頭 銘/秀元(花押)
- Shakudo nanako ji KurikaraRyu zu Fuchi&Kashira - Mei / Hidemoto(kao)

- 縁縦/Fuchi.height3.9cm
- 縁横/Fuchi.width2.2cm
- 縁厚み/thickness1.1cm
- 頭縦/Kashira.height3.4cm
- 頭横/Kashira.width1.7cm
- 正価/price売却済-sold-
赤銅七々子地に倶利伽羅龍を高彫象嵌した迫力ある縁頭。縁の縦幅は龍の象嵌を含めると4.1cmにもなる。龍の鱗はしっかりと立っており、ぐるぐると剣に巻き付く胴体や剣を握る爪に至るまで迫力満点。刀に合わせてあげると大変見栄えのしそうな縁頭である。
龍が巻き付いているのは三鈷剣と呼ばれ、三毒の煩悩、貪(貪欲)・瞋(怒り)・癡(無知)を断ち切る、下記、智火之剣である。また、本作のように智火之剣にぐるぐると巻き付く龍、これは不動明王が智火大剣より変じた姿である。
佛説陀羅尼曰
曩謨悉底二合 悉底二合 蘇悉底下同 悉底伽羅 羅耶倶琰參摩摩悉利 二合 阿闍麼悉底娑婆呵
陀羅尼菩薩が、王舎城にいる仏に「倶利伽羅大龍はなぜ四足をもって利剣に巻き付いているのでしょうか」
と聞くと、仏はこう答える
「昔、色界において最も高いところにある色究竟天の知勝城で、
不動明王が外道(仏教以外の教えを信奉する者)と互いに神変を現しつつ論じあった。
さて、不動明王は智火の剣に姿を変えた。すると九十五種の外道の長、智達もまた智火の剣へと姿を変える。
さすれば不動明王、智火大剣から四肢のある倶利伽羅大龍に変じて見せる。
その四足は降三世・軍荼利・閻魔都伽・金剛夜叉ら四大明王にして、
首に智火の含字、倶利伽羅と名づくる蓮があり、高さ十萬由旬、一度に口から二萬億の雷が鳴り、
之を聞いた外道魔王は悪疑邪執を捨てた。
龍が巻き付いているのは三鈷剣と呼ばれ、三毒の煩悩、貪(貪欲)・瞋(怒り)・癡(無知)を断ち切る、下記、智火之剣である。また、本作のように智火之剣にぐるぐると巻き付く龍、これは不動明王が智火大剣より変じた姿である。
佛説倶利伽羅大龍外道伏陀羅尼経 大正新脩大正藏経No.1206より抜粋
如是我聞。一時佛在王舍大城。爾時寶幢陀羅尼菩薩白佛言。 倶利伽羅大龍。以何因縁呑飲利剣。及以四足被繞。 佛告寶幢陀羅尼菩薩。 昔色究竟天魔醯首羅知勝城。無動明王興外道論。 共致種種神變成智。時無動明王變成智火之剣。 時有九十五種外道。其首人名智達。又成智火剣。 時無動明王智火大剣。變成倶利伽羅大龍有四支。 降三世軍陀利琰魔都伽金剛夜叉等四大明王也。 頸王有蓮名智火含字倶利伽羅。 高十萬由旬也。従口出気如二萬億雷一時鳴。 聞之外道魔王捨悪疑邪執。佛説陀羅尼曰
曩謨悉底二合 悉底二合 蘇悉底下同 悉底伽羅 羅耶倶琰參摩摩悉利 二合 阿闍麼悉底娑婆呵
故重説偈曰「...倶利伽羅龍 稱念彼名字 現除怖魔障 後生安楽國」
佛説倶利伽羅大龍外道伏陀羅尼経の経末にある長行を要約した韻文から抜粋
クリカラリュウ 彼の名を念じ称えれば、怖れや妨げなすものを払い押しのけ、極楽浄土が後に生ず。佛説倶利伽羅大龍外道伏陀羅尼経の経末にある長行を要約した韻文から抜粋